僕が撮影を担当しているSTUDIO FIVE社の仕事で、ハンガリーへ行ってきました。アールヌーボー時代の建築家レヒネル・エデンの作品を撮影に行ったのですが、テーマは「West meets East」。19世紀末西欧が日本文化に出会いそして生まれたアールヌーボーというムーブメントはフランスを中心に開花しましたが、その中心から少しはずれたハンガリーでは独自の発展を遂げました。レヒネル・エデンはハンガリーのアールヌーボー時代の建築の第一人者ですが、その作風から「東のガウディー」とも呼ばれています。ハンガリーのアールヌーボーが他の国々のそれと決定的に異なっているのは、ハンガリー人のルーツが実はアジアにあったという事です。西欧諸国が日本文化を遠い異国の文化として捉えたのに対して、ハンガリー人は既にアジアの血を自らに内包していたのです。単なる異国趣味とは一線を画したハンガリーのアールヌーボーは、不思議な存在感に満ち溢れています。今回はブタペストとケチケメートという街に残るレヒネルの作品を中心に、同時代でレヒネルの影響を受けた建築を追いかけました。この時撮影した写真は今STUDIO FIVE社のWEBサイトでご覧になれますので、興味のある方は観てみて下さい。「Whats New」のところでもご案内していますが、今年はカレンダーの書店売りを始めました。まず手始めに「タヒチ」と「ベトナム」を発売しました。全国の主な書店のカレンダーコーナーで取り扱っています。それとこちらは企業カレンダーなのですが、ノースウエスト航空の来年度版カレンダーに僕の写真が採用されました。こちらはノースウエスト航空が就航しているアメリカ、カナダ、メキシコ、アラスカ、ハワイなどの風景写真です。同社のWEBサイト上で紹介されているようで、購入も可能のようです。今年も残り僅かになってしまいました。皆さん、風邪に気を付けて!(余談ですがノドを冷やすと風邪を引きやすいらしいです。) |