近代的なHotel ニューワールドのロビー


アオザイ新聞 第3回
ホテル マジェスティック

  ホテル選びは旅の楽しみのひとつですが、僕は高層ビルの近代的なホテルよりも伝統があって小さ目のホテルが好きです。今回僕がホーチミン・シティーで泊 まったのは、コンチネンタルとマジェスティック。いずれもホーチミン・シティーがサイゴンと呼ばれた時代から続く老舗のホテルです。コンチネンタルは創業 1880年ですから、日本で言えば明治13年。所々に優雅な香りが残っていて、特に中庭で食べる朝食はオススメです。ただ部屋はやたらだだっ広ぴろくて、 インテリアと呼べる程のものはなくて共産圏の宿泊所のようで残念でした。マジェスティックはベトナム戦争当時、作家の開高健が宿泊していて「夏の闇」など の作品を書いた事でも有名なホテルです。昔、愛読した小説やルポのイメージが強かったせいか、このホテルにはちょっとガッカリしました。今や中級のツアー 客相手のホテルらしく、昔のアイドルが場末で歌っているのを見てしまったような感じでした。今回仕事がらみでメジャーなホテルをいくつか見てきたのです が、その中でルネッサンスのプールはなんと21Fにあって眺めは最高でした。ホーチミン・シティーは一日中バイクの音がうるさいので、防音の効いた高層ホ テルも良いかもしれません、、、。

 
 

 

創業当時のコンチネンタルホテル。右手にある市民劇場とに、その佇まいは今も変わらない。

 

 
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