Dear Friends
2003/04/01

  春って何か新しい事を始めたくなる季節ですよね。このウェブサイトもオープンして1年半ほど経つので、少しリニューアルする事にしました。この[Dear friends]も新しい試みです。僕自身の生の声をお届けして、皆さんとのコミュニケーションをはかりたいと思います。皆さんのご意見、ご感想、ご質問などどしどしお寄せ下さい。折角春なので楽しい話題から始めたかったのですが、どうしてもこの事に触れないわけにはゆきません。丁度僕がオーストラリアへ向う飛行機に乗っていた時に戦争が始まってしまいました。実はオーストラリアは早くからアメリカに協力を申し出ていて、特殊部隊をイラクへ派遣しています。国民の多くは戦争に反対しているのですが、ハワード首相は派兵にかなり熱心なようです。僕は一刻も早くこの戦争が終わって欲しいと願っていますが、結局アメリカを止める事ができるのは最終的にはアメリカ国民しかいないと思います。少なくともアメリカは独裁政権ではない訳ですから、国民が皆反対すれば戦争は出来ない筈です。システムとしての民主主義は存在しても、それを機能させるのは結局国民一人一人の意識にかかっています。オーストラリアも日本もそれは同じです。一人一人がしっかりと自分の意見を持ってそれを表明する事が、民主主義を機能させ愚かな歴史を繰り返さない唯一の道だと思います。
村山由佳の小説[翼]の冒頭にこんな一節があります。ナバホ族の古老が孫の少年に語り掛けるシーンです。「目をつぶってごらん」。「耳をすませるんじゃあない。心をすませるのだ。そうすれば、この世のすべてのものがお前にささやきかける、、、。」

次回からは旅の話や撮影の話など、楽しい話題をお届けするつもりです。お楽しみに。  

 
 

photographer 大塚佳男

 
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