Dear Friends
2003/05/12

 

5月は日本のベストシーズン。毎日爽やかな天気が続いていますね。今回は「天国という名のホテル」の撮影に行った時の話です。場所はインドのゴアという所にあります。日本からはエア・インディアでムンバイ(ボンベイ)まで直行便で約17時間。国内線に乗り換え更に約1時間でゴアに着きます。往きは乗り継ぎ便の都合でムンバイに1泊しなければならないので、ホテルに着くのは2日がかりです。直行便なのに17時間もかかるのは、途中バンコクとデリーに降りる為です。「2カ所も寄るのになんで直行便なの?」という疑問もあると思いますが、これはあくまで乗り換えがないという意味でノンストップフライトではありません。ところでエア・インディアはパキスタン航空、ケニア航空と並ぶ3大**航空と呼ばれている評判の航空会社なのですが、今回もいきなり出発が2時間以上遅れてしまいました。スケジュールどおりでもムンバイ着は夜12時頃の予定だったので、結局ムンバイに着いたのは夜中の3時近くになってしまいました。17時間も乗っていたので機内食は全部で4回出ました。最高だったのがバンコク・デリー間の機内食で3択なのですが、1 インド風チキンカレー、2 タイ風グリーンカレー、3 ベジタシアン用野菜カレー。僕は1のインド風チキンカレーを食べました。すごく美味しかったけど、カレーが嫌いな人には究極の選択ですよね!
「天国という名のホテルーNilaya Hermitage」はゴアの市内から少しはずれた小高い丘の上にあります。全部で10室しかない部屋には全てテーマがあり、1部屋づつインテリアが全く異なっています。僕は「太陽の部屋」と「月の部屋」に泊まりました。「太陽の部屋」のインテリアは強烈で、壁面は全てオレンジにペイントされベッドカバーからカーテンに至るまで全てオレンジ!太陽をあしらったオブジェは銅製で裏側にライトが仕込まれていて、オレンジに輝いています。確かにフォトジェニックだけど実際にこんな部屋で寝たら落ち着かないのでは、と思っていたのですがこれが気分良いんです!とにかく部屋にいるといつもハッピーな気分になっちゃうんです。でも太陽が燦々と輝くインドのゴアだから似合うけど、日本でこんな部屋に住んでたら相当「変な人」ですよね。この時の写真はスタディオ・ファイブというレディース・インナーのカタログの為に撮影したものです。

 
 

photographer 大塚佳男

 
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