前回のペンギン新聞で、女性誌ネタを掲載したところペンギン達から抗議の電話が殺到、ということもなかったのでもう少しだけこの話題を続けます。僕は男なのでどうしても気になるのが、5日待っても来なかった女(メス)達のことです。来なかった理由なのですが、生存率が70〜80%ということで死んでしまった為に来られなかった場合、これは仕方ありません。次に考えられるのが、来る気はあったけれどなんらかの理由で来られなかった場合。たとえば待ち合わせの日にちを忘れたとか、場所を間違えたとかいうケース。なにしろ1年後の待ち合わせの上、ペンギンはカレンダーとか地図は持ってないし、折角会いに行ったのに場所間違ってたりして会えなくて、でもメールも出来ないから会えなかったりとか、、。ペンギンってボーとしてそうだから、結構ありそう。最後に考えられるのが、初めから来る気が無かった場合。付き合ってみたけどつまらなかったとか、今年はもっと若い子がいいとか考えて、待ち合わせをすっぽかすペンギン。それ以外にも、待ち合わせ場所に行く途中でナンパされて行けなかったりするペンギン。ほんとにこんなペンギンいるのかな〜?僕がペンギン学者なら、「南極大陸におけるペンギンの出合いと別れ」とかいったテーマで国から研究費をもらって、ペンギン達に嫌がられながら梨元みたいにしつこく詮索してみたい!
話がかなり横道にそれている間に、上陸予定時間の2時間をオーバーしもうすぐ最後のゾディアックが出るという合図が聞こえてきました。僕はもうペンギンがすっかり人間に見えていたので、「また来るネ!」と声をかけました。ペンギン達もわかってくれたのか、羽根をパタパタやって別れを惜しんでくれてるような、、、。結局、これが最後のペンギン宅訪問となってしまいました。この後天気が急変し予定していた午後の上陸は全てキャンセル。本来ならイギリスの南極基地を訪問し、そこから手紙を出したりお土産を買ったりする筈だったのですが、風が強く海が荒れてゾディアックを出すのが危険な為中止になってしまいました。折角南極から手紙を出そうと揺れまくってる船の中で必死に手紙書いたのに、、、。結局この手紙は、次にこの船がまた此処に来る時にまとめて投函してもらうということで、クルーに託すことになりました。
PS.この投函をお願いした手紙は、約2カ月半後に無事宛先に配達されました。ちなみにこの手紙、イギリスの基地から本国に送られそこから改めて日本に発送されたようです。切手代は約120円で、アルゼンチンから出すより安かった! |