らくだ新聞 第4回
チャイハナ初体験


 

道端のテーブルにポツンと置かれた古くさい14インチのTVを囲んで、なにやら盛り上がっています。TVゲームではなさそうです。何だろう?と横から覗き込んで見ると、なんとカラオケ!僕もずいぶん色々な国に行ったけど、路上カラオケは初めて。これってやっぱりアジアのノリですよね。もしかして、ベトナムあたりでもあるのかなぁ?一通りお店も覗いて落ち着いたので、チャイハナで一休みすることにしました。お店の前で美味しそうな匂いをたててシャシリク(羊肉の串焼き)を焼いています。このシャシリクには何種類かあって、だいたい日本のヤキトリと同じバリエーションのようで、普通の肉以外に、レバー、ミンチ、野菜ミックスといった感じです。その脇では大きな支那なべで、ピラウとよばれるチャーハンを炒めています。どれも皆おいしそう!迷った末に、僕は肉のシャシリクにピラウ、それにナンとチャイを注文しました。こちらのナンはインドのそれとはだいぶ違って2センチ位の厚さがあり、かなり固めです。大きさは、スモール・サイズのピザ位あってなかなか一人で1枚は食べ切れません。チャイは2種類あって、「グリーン・ティーかブラック・ティーか?」聞かれます。グリーンの方が一般的で、これはグリーンといっても緑茶ではなくて香りのしないジャスミン・ティーみたいな感じ。ブラックの方は紅茶ですが、僕はもっぱらグリーンの方を飲んでいました。シャシリクは炭火焼きの塩味で、肉と脂身が交互に刺してあるのですが、これはウマイ!普段日本では脂身は食べないのですが(まして羊肉はかなりくせがあるし)、これが本当に美味しい。臭みも無いんですよね、不思議と。ピラウはちょっと油ぎっていて、いまいちかな。シャシリク、ピラウ、ナン&チャイの夕食のお値段は全部で745スム、だいたい100円位でした。
チャイハナ初体験を終えてブラブラ通りを歩いていると、向こうから見覚えのある人が歩いてきました。行きの飛行機が一緒で、入国審査の時にちょっと立ち話をしたM君です。空港で拾ったタクシーの運転手と一緒で、街を案内してもらっているとの事でした。彼とは偶然タシケントのホテルが一緒だったので、後でホテルで会う約束をして別れました。後で聞いた話なのですが、ホテルが一緒だったのは実は偶然ではなかったのです。僕は今回の旅行の手配をファイブ・スター・ツアーズという旅行社に頼んだのですが、彼も同じ旅行社のしかも同じ担当者に頼んだのです。そんな訳で、M君は担当者のIさんから同じ時にカメラマン(僕の事)の人が行くという話を聞いていたらしいです。辺境の旅となるとその場所に強い専門の旅行社に頼むので、こんなこともあるんですね。

 
       
     
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