いくら食べ物が美味しいといっても、2週間同じ国の料理を食べ続けていると別の味が恋しくなります。タシケントには美味しい韓国料理店があると聞いて、 行ってみる事にしました。お店の名前はそのものずばり、韓国館。色々迷った末僕が頼んだのは、ランチメニューのビビンパセット。ビビンパに小皿8皿と味噌 汁が付いて、4000スム。地下鉄の100倍の値段ですから、かなり高価ですよね。だいたいチャイハナでお昼を食べると高くて1200スム位なので、ここ はかなり高級料理店。でも、高いだけの事はありました。僕は去年仕事で6回も韓国へ行ったのでかなり舌が肥えていると思うのですが、本場と全く遜色のない 味でした。実はウズベキと韓国は経済面で関係が深く、韓国の自動車メーカーの工場もあるようです。ですから、ウズベキの人にとって一番身近な憧れの国は韓 国なのです。ランチの後は初日に訪れたティムール広場に行く事にしました。さすがにタシケントの表参道、昼間からすご~い人です。それも若い女の子達がも のすごいファッションで集まっています。どんな格好かと言うと、一言でいえばアンミラの制服みたいにピンクや赤のミニの上に白いフリフリのエプロンを付け てるんです!皆さん知ってますよねぇ、若い男の子(とは限らない)が制服目当てに入るファミレスのアンナ・ミラーズ。まさにティムール広場はオープン・ア ンミラ状態。おまけに頭に花まで付けていたりして、この騒ぎは一体何??実はこの日はウズベキの大学の卒業式の日で、日本でいう謝恩会の流れで繰り出して いたようです。前日スベータさんから、「明日は大学生の卒業式があるから街は賑やかよ!」と聞かされていたのですが、まさかこれ程とは、、、。それにして も、あんな格好で謝恩会(というか卒業パーティー)やるの?!アンミラ風コスチュームに限らずタシケントの女の子のファッションは、かなり挑発的。何故か パンツは皆ピチピチの白で、Tバックが透けて見えるんです。当然、上もタンクトップ。「こんなイスラム圏は、初めて!」と、イスラム・マニアのM君を唸ら せたのも頷けます。イスラムと言えば戒律が厳しいのが有名で、特に女性は顔すら見せらない国が沢山あります。モロッコを旅していた時などは、すれちがう車 の視線まで意識して顔を隠していました。たまたま通り掛かった村でお祭りをやっていたのですが、黒いベールを被った3人のベルベル人の女性達がすごくきれ いに見えて「美人のベルベル三姉妹」とスタッフの間で話題になりました。何故か、目しか見えないと皆美人に見えるんですよネ。 |